2022 年 7 月 13 日
神奈川県知事 黒岩 祐治 殿
日本共産党神奈川県議会議員団
団 長 井坂 新哉
安倍晋三元内閣総理大臣の逝去に伴う記帳台の設置についての申し入れ
7 月 8 日、安倍晋三元内閣総理大臣が演説中に銃撃により逝去されたことに対し、心より哀悼の意を表します。
暴力により命を奪う卑劣な行為は決して許されないものであり、私たちはこうした暴挙に断固として抗議するものです。
神奈川県は今般、安倍晋三元内閣総理大臣の逝去に伴い、7 月 11 日から 7 月 18 日までの間、記帳台を設置すると発表しました。
この扱いは、当局も極めて異例の対応と説明していますが、担当課に確認したところ、記帳台設置に関する神奈川県としての基準は無く、確認可能な範囲では過去に前例はないとのことです。
また、記帳簿についても、提出先を含め、どう取り扱うか明確な方針はなく、個人情報の扱いからも問題です。
このように、基準も規定もなく個人情報の扱いも不明なまま、県が行政機関として記帳台を設置することは、公正性も透明性も確保されておらず、今後の恣意的な扱いに通じることも懸念され、行うべきではないと考えます。
したがって、県内自治体に影響力もある県庁として安易にこのような行為に踏み切るべきではありません。
以上のことから、今回の記帳台設置については中止することを求めます。
以上