日本共産党と立憲民主党・民権クラブを除いて行う、委員会視察のグループ分けの決定についてのコメントを発表しました
委員会視察をグループ分けで実施することについてのコメント
2019年6月26日
日本共産党神奈川県議会議員団
団長 井坂 新哉
6月24日の団長会で、常任委員会などの委員会視察を日本共産党県議団と立憲民主党・民権クラブ県議団を除いて行う、委員会視察のグループ分けが賛成多数で可決されました。
賛成した会派は、自民党、公明党、かながわ県民・民主フォーラム、県政会。反対したのは、立憲民主党・民権クラブと日本共産党でした。
委員会視察は、公的な委員会活動であり、そこから特定の会派だけを意見の違いを理由に事実上排除することは、県民の多様な意見を反映させる議会の役割をないがしろにするものです。
このような道理のない委員会視察のグループ分けはやめるべきです。
今回の発端は、自民党が、委員会視察について前期4年間、委員会調査に対する「県民福祉の向上に資する」考え方に違いがあるとして日本共産党県議団と別グループで視察していたことを取り上げ、共産党の委員会視察に対する考え方に変化がないか確認する中で論議が始まりました。
私たち日本共産党県議団は、海外視察をすべてダメだという考えではありません。委員会での県外視察の一環として行われる海外視察は、やめるべきと考えています。
海外視察は、国内の視察よりも費用が多くかかること、外国と日本での地方自治制度や様々な法律や制度が違う中では、その費用対効果も含めて考慮すると、県外視察の一環として毎年どこかの委員会が海外視察に行くようなあり方は、抜本的に見直す必要があると考えています。
また、委員会視察は各会派の政策や考え方の違いがある中でも、一つの課題について現状や問題点などを共有することや共通の理解を深める上で大切だと考えています。だからこそ、委員全員の一致で視察先などを決めることが必要だと考えています。
立憲民主党・民権クラブは、自民党と共産党のやり取りを聞いて、共産党と見解を異にしている点はあるが、一緒に行けないほどの溝を感じなかった旨の発言がありました。
いずれにしても、委員会視察をグループ分けで行うことはやめるべきですので、日本共産党県議団としては今後も是正するよう求めていきます。