日本共産党神奈川県議会議員団

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政策・提案・見解
2024年2月7日

横浜ノース・ドックに予定されている新編部隊の配備中止を求める申し入れ

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2024年2月6日

神奈川県知事 黒岩 祐治 殿

日本共産党神奈川県議会議員団
団 長        大山 奈々子
住 所 横浜市中区日本大通1県庁内
連絡先 045-210-7882

横浜ノース・ドックに予定されている新編部隊の配備中止を求める申し入れ

本年1月17日に防衛省から提供された情報によれば、横浜港にある米軍施設「横浜ノース・ドック」(横浜市神奈川区)に新編配備される米軍揚陸艇部隊の運用が2月8日に開始され、同日関連式典が開催される予定である。

報道では、今冬中に「第5輸送中隊」として20~100人の人員が配備され、在日米陸軍第10支援群の下に置かれ、また2024年中には約280人の人員が配備されるとされている。この280人の居所については、依然として公表されていない。

「本部隊の新編により所要の場所に迅速に部隊や物資を展開することが可能となり、自然災害を含む様々な緊急事態において日米が連携して対応する能力が向上する」とされているが、この『緊急事態』には戦闘行為も想定され、地域住民からは、戦争の拠点化を懸念する声があがっている。

2023年6月から9月にかけて、港湾管理者たる山中竹春横浜市長に宛てて、県民による署名運動が取り組まれた。新部隊の配備中止の実現を図ることと、ノース・ドックの早期返還を日米両政府に改めて強く要望することを求めるものであり、署名は6万筆を超え、黒岩知事にも提出された。

知事は今回の部隊新編に当たり、「部隊新編を含めたノース・ドックの存続を当面は受け入れていくことになるだろうという現状認識を示したもので、部隊新編を容認したものではない」とコメントしているが、当面許容することは平和憲法に反し、本県の「基地の整理縮小返還」の県是に反するものである。式典への出席は、例え儀礼的なものであったとしても、部隊配備の容認と歓迎の意ととられかねない。

県民の不安に応え、県民の安全を守る観点から、今回の新編部隊配備には断固として拒否する姿勢を示すべきと考える。よって以下の事項の実施を要望する。

1.横浜ノース・ドックへの新編部隊の配備を容認しないことを表明し、配備の中止を求めること。

2.横浜ノース・ドックで予定されている新編部隊配備の式典には、基地の整理縮小返還の県是に則り、配備を容認しない意思を示すため本県として式典に参加しないこと。

以上


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